ルームランプが点かない4つの原因と対処方法
ドアを開いたときにルームランプがつかないときは、まずランプを付けるスイッチを確認しましょう。
スイッチは、「ON」、「OFF」、「DOOR」の3段階から一つを選択できるのが一般的。
「OFF」だとランプが点かないので確認しましょう。
ルームランプのスイッチが「ON」・「DOOR」に入っているのにつかない時は、
- 電球の寿命
- ドアスイッチの接触不良
- ルームランプのヒューズ切れ
- 制御ユニットの故障
の4つの原因が考えられます。
それぞれの原因と対策をご紹介します。
1)電球の寿命
ルームランプは使用頻度が少ないので、長年乗っていても一度も交換したことがない人も多いですよね。
ですが、年数や使用環境によっては数年で切れてしまうことも。
車内の運転席側、後部座席側にルームランプがありますが、一方だけ点かないときは寿命の可能性が高いでしょう。
ルームランプの電球はAmazonなどで500円程度で購入することができるので、自分で交換することも可能です。
ただし自分で交換するときは注意する必要があります。ルームランプはバッテリーと直通しているので、エンジンを切っても通電しています。
交換するときは、必ずルームランプを「OFF」にして、火傷に気を付けて交換しましょう。
2)ドアスイッチの接触不良
ドアの開閉時にルームランプが点かなくなった場合は、ドアスイッチの接触不良が考えられます。
ドアの側面には「カーテシスイッチ」と呼ばれる、長さ2cmほどの突起物があります。
カーテシスイッチはドアの開閉を検出するための部品。ルームランプや半ドアの警告、セキュリティシステムなどに利用されています。
カーテシスイッチに「ゴミ」などが挟まっていると、常に押された状態になり開閉が検出できなくなってしまいます。
不具合があるときは、接点復活スプレーを吹きかけることで解決します。
3)ルームランプのヒューズ切れ
車の電気系統はすべてヒューズが付いており、ルームランプも同様です。
ヒューズは「ヒューズBOX」と呼ばれるソケットに収納されています。
ヒューズBOXは、たいてい運転席側のダッシュボードの裏などにあります。(エンジンルームにある車種もあります)
ルームランプ用のヒューズは、「DOME」あるいは「ROOMLAMP」と記載されたヒューズです。
※車種によって「LIM」や「ACC」系になります。
ヒューズが切れているかどうかは、該当のヒューズを抜き取り確認しましょう。ヒューズ内部の導線が切れていれば交換しましょう。
ヒューズの種類は、「低背」、「ミニ平型」、「平型」の3種類あります。自分で交換するときは、どのタイプかを事前に確認しましょう。
ヒューズはカーショップなどで100円~300円程度で購入することができます。
4)制御ユニットの故障
ルームランプに限らず、電圧がショートするとヒューズが切れますが、まれにヒューズが切れる前に電子制御ユニット(ECU)が破損してしまうことがあります。
ECUは車の電装系を制御するためのコンピュータです。
破損した場合、オーディオやキーレスなど別の電気系統にも不具合がでてしまいます。トリップメータもリセットされてしまいます。
ECUの破損は修理不可能なため交換が必要になります。ディーラへ相談しましょう。
ルームランプの交換は注意が必要
ルームランプを自分で交換したときに、ショートさせてしまうトラブルが多く発生しています。
ルームランプのユニットはスイッチをOFFにしても常時バッテリーから電気が供給されています。通電していることを知らずにショートさせてしまうのですね。
また、ルームランプはメーカー指定の型がある車種が多くあります。適合しないランプを取り付けることでショートさせてしまうことがあります。
ルームランプを交換するときは、バッテリーのマイナス端子を外す、あるいはルームランプのヒューズを外した状態で交換しましょう。
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