車のエンジンオイルの量が減ってしまうトラブルの対処法

車は数種類のオイル（フルード）を使用していますが、一番有名なのは「エンジンオイル」ですよね。エンジンオイルは車の心臓部であるエンジンを動かすために必要なオイルですので特に重要なオイルといえます。

そんなエンジンオイルは高年式の車や事故などで破損したりすると漏れが発生することがあります。漏れた場合は早めに対処しないとエンジンの破損を招くことになるので注意が必要です。

エンジンオイルが減る原因は？

エンジンオイルは、エンジン内部を循環しています。エンジンは密閉された構造をしているので基本的に量が減ったりすることはありませんが内部の圧力や使用年数によって若干の減りが発生します。

オイルの量は、オイルレベルゲージを抜いて目盛りを見ることで確認します。明らかにオイルの量が足りない場合は補充がが必要になります。

ただし減る量が極端に多い場合や早く減りすぎる場合は、オイルが漏れている可能性が考えられます。まずは漏れが発生している個所を見つけることが大切です。

エンジンオイルが漏れている場所を探す

エンジンオイルの漏れが発生する最も多い個所は、エンジンのシリンダーヘッド付近です。漏れている疑いがあるときは、まずシリンダーヘッドをのぞき込んでみてください。

エンジンオイルが漏れている場合、エンジンの高熱で焼けて黒くなっています。シリンダー周りを隈なく見渡して焼けた跡がないかチェックしましょう。
オイルが漏れやすい個所でシリンダーの次に多いのはオイルパンです。オイルパンはエンジンオイルを貯留するためのケースで、エンジンの底に付いています。

オイルパンは走行中に飛石などがぶつかり破損することがあります。破損の程度によっては亀裂が入り錆ついた部分からオイルが漏れだすことがあります。

オイルパンからオイルが漏れると地面に垂れ落ちます。停止している時に地面をのぞき込んでみましょう、オイルが不着しているようだと漏れが発生しているゆるぎない証拠といえるでしょう。

オイル漏れは早めの修理が大切

エンジンオイルが漏れている場合は放っておくとエンジンにの破損につながり修理に高額な費用が必要となってしまいます。

エンジンオイルが減るとメーターパネル内の「オイルランプ」が点灯します。オイルが漏れていても体感で感じ取ることが難しいので、オイルランプの点灯が唯一の初期不良を確認できる手立てといえます。日頃からメーターパネルをチェックするようにしましょう。

オイル漏れは漏れている個所の部品を交換することで解決します。修理費用は程度により異なり数千円～数万円の幅があります。

もしエンジンそのものが破損してしまった場合はエンジンの交換が必要になるやめ最低でも２０万円の修理費用は覚悟が必要です。

修理費が高い場合は乗り換えも検討する

年式が高い車や走行距離が多い車は故障する確率が高くなります。修理費が高いと直すべきか悩みますよね…。

修理して乗り続けるのはコスパも良いですが、場合によっては売却して乗り換えたほうがお得なことも。

中古車は年式が1日でも低ければ低いほど査定に有利な傾向があります。少しでも「売りろうかな…」とおもったら、無料の一括査定の申込みも視野に入れましょう。

もし満足のいく査定額でなくても無理して売る必要はありませんしね。何より無料なので試してみる価値があります。