ハンドルを切ると「カタカタ」「コトコト」異音がする！原因と修理方法

走行中にハンドルを左右に回すと、下から「カタカタ」や「コトコト」と音がしますか？

音がする理由は、「ドライブシャフトブーツ」が破損しているかもしれません。

音を放置して乗り続けると、ドライブシャフトが破損してしまい非常に危険です。加えて、破損してから修理すると、修理費用が高額になってしまいます。早めの修理をお勧めします。

ドライブシャフトブーツとは？

出展：http://www.ohno5825.co.jp/

車はエンジンの駆動をタイヤに伝えることで走行していますよね。

駆動を伝えるために、「エンジン」と「タイヤ」をつなぐドライブシャフトがあります。そのドライブシャフトを保護しているのがドライブシャフトブーツです。

ドライブシャフトブーツはタイヤの裏側にあります。ハンドルを切った状態で可動部（FFや４WDは前輪、FRは後輪）のタイヤの裏側を見ことで確認ができます。

ドライブシャフトブーツの内側は、高速で稼働するドライブシャフトが動きやすいよう、グリスが塗ってあります。

ドライブシャフトブーツの役割は重大で、デコボコの悪路やハンドルを切った時の左右の動きなど複雑な動きに衝撃を吸収する役割を担っています。

ドライブシャフトブーツにかかる負担は大きくかつゴム製品なので、耐久年数は5年か10万kmが目安です。

カタカタと音がする理由

ドライブシャフトブーツのゴムが劣化すると、中のグリスが劣化部分から漏れて飛散します。

グリスが足りなくなることでドライブシャフトの稼働が悪くなり、金属摩耗により「カタカタ」や「コトコト」と異音が発生するようになります。

可動部にグリスが足りずに異音がする状態は衝撃を吸収できていない状態を意味します。

走行を続けると、ドライブシャフトを破損してしまう可能性がある早めに修理しましょう。

なお、ドライブシャフトブーツが破損している場合は、保安基準違反となり車検に通すことができません。

ドライブシャフトブーツの交換方法

出典：カーセンサー

ドライブシャフトブーツの交換方法は大きくわけて２つあります。

ひとつが純正タイプで、ドライブシャフトを引き抜きドライブシャフトブーツを取り付ける方法です。

ドライブシャフトブーツは1個5,000円～10,000円程度ですが、純正タイプは取り付けに時間がかかるため、工賃が高額になります。ディーラーで依頼した場合、1か所につき50,000円程度が相場です。

もうひとつが分離式のリペアキットタイプ。本来筒状になっているドライブシャフトブーツに切れ込みが入っているため、ドライブシャフトを外さずに取り付けることができます。ブーツをかぶせて内部にグリスを充填して切れ込み部分を接着することで完了します。

リペアキットタイプはアマゾンでも販売されているので自分で交換も可能です。

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整備工場などで交換を依頼した場合は、部品代込みで10,000円～20,000円程度になります。

修理費が高い場合は乗り換えも検討する

年式が高い車や走行距離が多い車は故障する確率が高くなります。修理費が高いと直すべきか悩みますよね…。

修理して乗り続けるのはコスパも良いですが、場合によっては売却して乗り換えたほうがお得なことも。

中古車は年式が1日でも低ければ低いほど査定に有利な傾向があります。少しでも「売りろうかな…」とおもったら、無料の一括査定の申込みも視野に入れましょう。

もし満足のいく査定額でなくても無理して売る必要はありませんしね。何より無料なので試してみる価値があります。